
株式会社米倉組 (南砺市)
土木部 内澤貴幸さん (40)
Q1.いまどんな仕事をしていますか?

現場では、図面通りに仕上がっているかどうか、資材の搬入、工事進捗状況はどうか、安全面の維持に問題がないかなどを毎日一つ一つ確認していきます。もちろん、指示出しや作図だけでなく、現場で大型の重機で土を掘り起こしたり、足場を組んだり、コンクリート打ちをしたりと、作業に当たるものと一緒に汗を流しています。
利賀村は豪雪地帯で、冬になればどの現場も作業がストップするため、降雪時には深夜から大型の除雪車を使って道路除雪に当たります。地域住人の暮らしを守るということにやりがいを感じますね。
Q2.建設業で仕事をしようと思ったきっかけは? それはいつ頃ですか?
北海道にある大学の建築系学部で、土木を専攻しました。4年生のときにコンクリート工学の教授の講義を聴き、興味を持ったことが建設業に就くきっかけになりました。コンクリートはあらゆる建築物に使われ、安全・安心な暮らしに欠かせない建築資材です。卒業論文もコンクリートの特長などについてまとめ、実際にどんなところに使われているのか興味がどんどん湧いてきましたね。その後、富山にUターン就職し、舗装工事、土木工事の経験を積み、現在に至っています。
Q3.建設業で働く魅力はどんなところですか?

近年の気象は異常だと感じています。雨量が多いというか、降り始めるとバケツをひっくり返したようになります。まさに堰堤の建設は備えあれば、憂いなしです。
Q4.この仕事の一番のやりがいは何ですか?

造り終えた後には、課題が必ず出てきます。次の現場ではこんなことに注意しようと、目標設定しながら課題を一つ一つクリアしていく。そこに人間としての成長があると思います。やりがいを感じますね。
Q5.今までで一番印象に残っている仕事は何ですか?
東海北陸自動車の現場ですね。橋脚の基礎の部分などの建設工事に携わりました。目には見えないところですが、どんなものでも基礎が大切でしょう。
完成し、家族と車で走ったときは感慨無量でしたね。東海北陸自動車は東海と北陸をつなぐ大動脈。社会のインフラ整備に関われていることに大きなやりがいを感じて仕事をしていた当時が今も懐かしく思い出されます。
Q6.建設業は「3K」のイメージがありますが、どう思いますか?

Q7.休日はどう過ごしていますか? 趣味はありますか?

Q8.目指していることはあります?
いただいた仕事を一点、一点、確実に造っていくことです。技術革新がはやく、絶えず新しい土木技術が生まれています。この技術がどこかに役立つかと言われば、役に立たないことも多い。技術を見極めて、自分なりに勉強していきたいと思っています。
砂防堰堤の中には今、すぐに必要かと言われれば、そう見えないものもあるかもしれませんし、いつか必要なときが訪れるかもしれません。一般の方にはわからないことが多いと思いますが、縁の下を支える仕事として頑張っていきたいと思います。
Q9.建設業を志す方へアドバイス、メッセージを

現場の1日の流れ
8:00 | 朝礼、KY活動、作業開始 |
10:00~10:15 | 休憩 |
10:15~12:00 | 作業 |
12:00~13:00 | 昼食・休憩 |
13:00 | 打ち合わせ、安全確認後、作業 |
15:00~15:15 | 休憩 |
15:15~16:50 | 作業 |
16:50~17:00 | 作業終了・後片付け |
17:00~ | 明日の作業確認 |
18:00~ | 帰宅 |
株式会社米倉組
〒939-2517 富山県南砺市利賀村阿別当1
TEL:0763-68-2678