
株式会社藤井組 (南砺市)
舗装部 係長 堅田敏充さん (33)
Q1.いまどんな仕事をしていますか?

1日は朝礼、ラジオ体操から始まります。そのあと、今日の作業内容を皆に伝えます。安全ミーティングも大切。体調はどうか、危険な箇所はないか確認し、現場で作業を始めます。工程管理や品質管理、安全管理をはじめ、大型のアスファルトフィニッシャを運転し、アスファルトを敷いていく仕事も担当しています。この車両は一定の温度と厚さでアスファルトを敷くことができます。大型の建設機械を運転する醍醐味を感じます。
舗装工事では、商店の店先をふさぐことがあり、事前に工程などを住民の方に説明しています。地域の方々への気づかいが、後の仕事を円滑にしてくれます。地元の祭りやバーベキュー大会に参加したりしながら、地域の方たちと親睦を図ることもあります。世代を超えての交流も自身を成長させてくれます。
Q2.建設業で仕事をしようと思ったきっかけは? それはいつ頃ですか?
小さい頃からモノを作ることが好きで建設業に興味を持っていたため、高校卒業後は金沢の専門学校の建築学科に入学しました。授業で測量も経験し、道路建設の面白みに触れることができました。就職活動で藤井組を訪問し、地元に密着した建設会社という点に魅力を感じました。入社して12年目になります。
Q3.建設業で働く魅力はどんなところですか?

仲間と1つの仕事をやり遂げたあとの達成感、充実感はなんとも言えません。個人の力は限られていますが、皆が力を合わせれば、どんなに長い道路も完成できる。そこに魅力を感じます。それは建設業のどんな仕事も同じだと思います。
Q4.この仕事の一番のやりがいは何ですか?

道路は上から表層、基層、路盤、路床など何層にもわかれています。同じ道に見えるかもしれませんが、交通量によって仕様が異なっています。表層のアスファルトが凸凹にならないように、路盤や路床を平坦にして確実に固めなければなりません。下層が上層からの荷重にしっかりと耐えられるかどうか、重要になってくるのです。目には見えなくても大切な仕事です。また、舗装後、アスファルト上に水が溜まっていないかもしっかりとチェックします。
Q5.建設業は「3K」のイメージがありますが、どう思いますか?

タイヤローラ、ロードローラ、アスファルトフィニッシャなど大型の建設機械を使うので、周囲に人がいないかを確認しながら安全に作業を進めています。それで危険な事故を防げます。3Kと思うかどうかは、個人個人のとらえかた次第です。
Q6.休日はどう過ごしていますか? 趣味はありますか?

Q7.これまでで一番印象に残っている仕事はなんですか?
24歳のとき、初めて受け持った広域農道の舗装の仕事です。発注者との打ち合わせ、原材料の段取り、下請けさんへの依頼などいろいろと苦労もあったのですが、なんとか形になって、完成したときはうれしかったですね。家族と仕上がった道路を走りました。「この道は父さんが作ったんだよ」って話しました。子どもは小さくて、まだ何もわからなかったと思いますが、見せてやりました。
Q8.将来の目標は何ですか?
1級土木施工管理技士の資格は持っていますので、次の目標は1級舗装施工管理技術者の資格試験。絶対に合格したいと思っています。後輩には、これまで培ってきた技術なり、勉強してきたことを伝えていきたいです。
Q9.建設業を志す方へアドバイス、メッセージを

現場の1日の流れ
8:00 | 朝礼、全員でラジオ体操 |
8:10 | 作業前打ち合わせ、安全ミーティング、始業点検 |
8:30 | 現場での作業開始 |
10:00~10:10 | 休憩 |
10:10~12:00 | 作業 |
12:00~13:00 | 昼食・休憩 |
13:00~ | 安全確認、午後と明日の作業確認 |
15:00~15:10 | 休憩 |
15:10~16:50 | 作業 |
16:50~17:00 | 作業終了・後片付け |
17:00~ | 終業時確認報告、明日の作業再確認 |
19:00~ | 帰宅 |
株式会社藤井組
〒932-0218 富山県南砺市坪野192
TEL:0763-82-0818