
中越興業株式会社(南砺市)
工事部 松田 孝之 さん
Q1.いまどんな仕事をしていますか。

Q2.建設業で仕事をしようと思ったきっかけは? それはいつ頃ですか?
高校の土木系学科に進学し、学んでいくうちに土木への興味が高まっていきました。陸上競技をやっていたので、土木の勉強と部活を両立できる県外の大学へ進学しましたが、卒業後は砺波の自宅から通勤ができる地元密着型の現在の会社に就職しました。
Q3.建設業への入職の不安はありましたか。また、実際に働いてみてどう思いましたか。

Q4.建設業で働く魅力、やりがいはどんなところですか。
工事現場の規模によって担当する作業員の人数は違いますが、概ね10~50人が1つの現場に関わります。構造物を造るという目的は同じですが、携わる仕事はそれぞれ異なるため、コミュニケーションを取り、良い知恵と意見を出し合いながら、順々に作業を進めていきます。努力した分、その成果が目に見えるため、大きなやりがい、土木工事のダイナミックさを実感することができます。
Q5.仕事で一番に気を付けていることは?
安全第一です。朝のKY活動、安全指示を徹底しています。私は毎日同じ現場を見ているので、ここが危ないとわかっていますが、作業員は毎日同じ現場にいるわけではありません。現場の状況も日々変化するので、彼らにしっかりと的確に指示を出します。作業には順番があり、その内容に応じた安全確認を順次行います。事故が起きないよう、安全を最優先にしています。
Q6.建設業は3Kというイメージがありますが、どう思いますか。
たしかに、きつい、汚い、危険というイメージ通りの仕事だと思いますが、作業員の安全確保を第一に、任された現場をしっかり管理し、完成したときの達成感を一度味わうと、この仕事はやめられません。3Kを補ってあまりあるほどの大きな魅力があります。私自身これまで続けてこられたのはやりがいを強く感じてこれたからです。これまで地元の庄東小学校の子どもたちや、富山県立大学の学生を対象にした現場見学会で建設業の魅力を話してきました。子どもたちは楽しそうに現場を見てくれました。橋脚に絵を描いたり、作業の体験も行いました。将来の進路につながるかはわかりませんが、一人でも二人でも建設業に興味を持ってくれるとうれしいですね。
Q7.休日はどのように過ごされていますか。

Q8.今までで一番印象に残っている仕事は何ですか。また、失敗したことはありますか。
さきほどもお話しした北陸新幹線の高架橋工事ですね。入社して6年目から、4年間担当しました。施工延長は約1km。担当した全区間が直線でしたが、まっすぐで長い構造物を造ることの難しさや、測量技術の奥深さを学びました。大手ゼネコンとのJV工事で、ほかの会社の方々と工事を進めていきましたが、大きな失敗はなかったものの、たくさん怒られたことが記憶に残っています(笑)。筋が通った怒りかたで、納得することがほとんどでした。あのときの経験があったからこそ今の自分があると思っていますし、そういったことから北陸新幹線開業はとても感慨深いものになっています。
Q9.将来の目標は何ですか。
同じ工事現場というものはありません。それぞれがオーダーメイドです。自分に任された現場を、当たり前のように淡々とこなすため、知恵を絞って進めていきたい。また、技術者として、一人の社会人としても尊敬される人物になりたいですね。1級土木施工管理技士の資格を持っていますが、コンクリート技士などの資格取得を会社から打診されています。専門的技術の資格を持った技術者がいると、外部からの評価も高まりますからね。毎日仕事が忙しく、勉強の時間はなかなかとれませんが、自身のスキルアップに挑戦していきたいですね。
Q10.建設業を志す人へのアドバイス、メッセージを。

現場の1日の流れ
8: 00~ 8:10 | 安全朝礼(ラジオ体操) |
8: 10~ 8:30 | KY(危険予知)活動 始業前点検等 |
8: 30~12:00 | 作業開始(途中休憩15分) |
12:00~13:00 | 昼食・休憩 |
13:00~ | 翌日の作業打合せ |
13:10~16:50 | 作業開始(途中休憩15分) |
16:50~17:00 | 後片付け・保安施設などの点検 |
17:00~ | 現場事務所での内業(翌日段取り、工程進捗確認、発注者への提出書類作成等) |
18:30~ | 帰宅 |
中越興業株式会社
〒939-1844 富山県南砺市野口800
TEL:0763-62-1221